付加体:化学での定義
付加体: 2つ以上の分子が直接結びつき、すべての原子を保ったまま生じる単一の生成物。多くの場合、一方の分子が他方に電子対を与えることでできます。
典型的な付加体では、非共有電子対をもつルイス塩基が、それを受け入れる余地のあるルイス酸と結合し、配位(供与)共有結合をつくります。この過程では何も失われないため、水のような小さな分子を放出する反応とは区別されます。付加体は合成化学や生化学でよく見られ、DNAに結合した有害な化学物質は、DNA付加体と呼ばれます。
例
- アンモニア + 三フッ化ホウ素 → H₃N–BF₃
- 三フッ化ホウ素エーテラート — BF₃がジエチルエーテルと結合したもので、よく使われる実験用試薬です
- ディールス・アルダー反応でできる環状の生成物
- 肺の細胞のDNAに結合したタバコの煙の化学物質
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第13族のホウ素とアルミニウムは、BF₃やAlCl₃のように、まわりに価電子が6個しかない化合物をよくつくるため、電子対を容易に受け入れて付加体をつくります。