電気陰性度:化学での定義
電気陰性度: 化学結合で共有された電子を、原子がどれだけ強く引きつけるかを表す尺度。フッ素は最も電気陰性度の大きい元素です。
電気陰性度は通常、ポーリングの尺度で表され、セシウムの約0.8からフッ素の3.98までの値をとります。結合した2つの原子の電気陰性度の差から、結合の種類が予測できます。差が小さいと無極性共有結合、中程度だと極性共有結合、大きい(おおよそ1.7〜2.0を超える)とイオン結合になります。
例
- フッ素 — 3.98で、全元素中で最大です
- 酸素 — 3.44で、水のO–H結合を極性にします
- ナトリウム(0.93)と塩素(3.16)の差は2.23なので、NaClはイオン結合です
- 炭素(2.55)と水素(2.20)は近い値なので、C–H結合はほとんど無極性です
周期表で見る
電気陰性度は周期内で左から右へ増え、族の中では下に行くほど減ります。そのため、最大の値は右上(貴ガスを除く)に、最小の値は左下にあります。